こうして不安から脱却した!ハイリスク妊娠中の過ごし方
こんにちは、お嬢を超低出生体重児で出産したlala♪です!
憧れだったマタニティライフだったはずなのに、
「ハイリスク妊娠」となった妊婦さんたちは
自宅療養、管理入院、点滴、厳しい食事制限、絶対安静、歩行禁止などで
多くのストレスに耐えたり、
お腹の赤ちゃんのことで不安を抱えて過ごしたりしていて本当に辛いですよね…。
今回の投稿は、いつものような「おすすめ投稿」「紹介投稿」と違って、
ハイリスク妊婦だった私、lala♪が「どうやって妊娠生活を送ってきたか」を
お伝えする投稿になります。
ハイリスク妊娠の妊婦さんのご事情の体調やメンタルはそれぞれ違うので、
妊娠中の過ごし方で、様々な行動をおすすめすることはできないと感じているからです。
その中でも私の「ハイリスク妊娠中の過ごし方」で、
これはいいかも!
できそうだからやってみようかな
と思っていただける行動が少しでもあれば、
参考にしていただけると嬉しいです!
目次
ハイリスク妊娠の種類にもいろいろある
私は比較的、行動制限のなく、管理入院になるまでは自宅療養の猶予期間があり、外出禁止や絶対安静というわけでもありませんでした。
赤ちゃんも病的に小さすぎるわりには元気で、私の体調にも問題がありませんでした。
ただひとつだけ。
仕事は病休に入りました。
【病休を決断した理由】
仕事をするとどうしても無理をしてしまいます。
赤ちゃんに何かあっても気付けませんし、ただでさえ栄養がいかない臍帯異常なので、私がエネルギーを使ってしまうと、赤ちゃんが大きくなれない可能性が高かったからです。
とても悩んだのですが、
「旦那は夜勤、上の子の育児、ハイリスク妊婦、フルタイムの仕事」の全てを抱えるのは精神的にも肉体的にも限界でした。
何かを得るために、時には「諦める勇気」「手放す勇気」も必要なのだと感じました。
ハイリスク妊娠の妊婦さんも、どうか無理をなさらないでくださいね。
話は戻ります。
私の妊娠生活に「制限がないならいいじゃないか」と思われるかもしれませんが
もし点滴して、絶対安静をして、
赤ちゃんが大きくなれるなら、何だってやった。
というのが本心です。
つまり
・何をやっても赤ちゃんが大きくなれる保証がない
・治療方法がない
ことが私を大きく苦しめ、自宅療養中はそんな気持ちと戦いながら過ごしました。
当時のことを思い出しながら、当時のメンタル状況で
・比較的元気だった時 5つの行動
・落ち込んでいた時 3つの行動(→こちらはサラッと読み飛ばしていただいて構いません笑)
に分けて、過ごしてきたことをお話させていただきます!
比較的元気だったとき
マタニティフォトを撮った
様々な不安もありましたが、マタニティフォトを撮影しました!
マタニティフォトに関しては、こちらの記事をご覧ください♪(→2023年6月3日に新しくマタニティフォトに関する独立記事を作成しました)
\出張撮影のマタニティフォトも紹介♪/
現実と向き合う
これは、比較的冷静でいる時に行いました。
胎児発育不全の赤ちゃんが、
・このままお腹の中で成長しないとどうなるのか
・産後どんな治療を受けるのか
を分析するため、参考となる本を探して研究しました。
これから紹介する本やお話の中には、悲しい結果になってしまうものも含みます。
(紹介中、ネタバレはしませんのでご安心ください)
一人目の妊娠では、こういった医療的な本やお話は怖くて見られませんでしたが、
・出産の経験があったこと
・胎児発育不全の赤ちゃんを守るための覚悟が強かったこと
・予想外の展開や、産後トラブルで大きなショックを減らしたかったこと
がきっかけとなりました。
私が参考にしたものを3つ紹介します!
①手のひらの赤ちゃん
涙なしでは読めない本。
実はお笑い芸人さんが書いているんですよね。
包み隠さず現実を忠実に書いていて、
私としてはこの本を読むことで
「超低出生体重児が産後どんな後遺症があるのか、どんな病気になって、どんな手術をするのか」
がとても参考になりました。
あと、本当に恥ずかしながら「妊娠22週の壁」について知らずにいました。
ちょうどこの本を読んだときが妊娠23週くらいで、大変思い入れが深かったです。
②NICU命の授業: 小さな命を守る最前線の現場から
「手のひらの赤ちゃん」に続いて購入したのはこちらの本です。
NICUについてわかりやすく書かれてあります。(小、中、高生向けの授業の様子が書かれてあるので、学生でも読めます)
「手のひらの赤ちゃん」は読むのに少し覚悟が必要ですが、こちらの本はそこまで覚悟しなくても大丈夫です!
著者は次に紹介する「コウノドリ」の医療監修の医師である豊島勝沼先生です。
③コウノドリ
画像引用元:https://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d2750/
控え目に言って漫画もドラマも超名作。
でも、一人目の妊娠中は怖くて見られなかったんですよね…。
管理入院中にタブレット端末を持ち込んで見ていました。
様々なハイリスク妊婦、超低出生体重児のテーマも扱っています。
とにかくNICUの様子が忠実に再現されていて、産後のNICUはまさにドラマで見た様子、そのものでした。
産後のリスクなども。
ハイリスク妊婦じゃなくても見ていただきたいですし、このドラマを全ての方に見ていただいて、
低出生体重児について知ってほしいです。
超低出生体重児におすすめの話
Amazonプライムビデオでも視聴可能!
↓クリックしてコウノドリ、検索してみてくださいね!
画像引用元:https://www.tbs.co.jp/tbs-ch/item/d2750/
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4.小さな命あなたを救うのは私
個人的にクラシック音楽をやっているので、ドラマの音楽も本当に良くて。
楽譜も買ってしまいました笑
こちらのDVD-BOXで
↓「4.小さな命 あなたを救うのは私」が見られます
養育医療の準備
こちらは大切な話です。
「養育医療」についてはご存じでしょうか?
出産後に準備をしても良いのですが、知識としては前もって知っておくことをおすすめします!
養育医療とは
赤ちゃんが2,000g以下の低出生体重で産まれた場合(その他の場合もあり)
出産〜退院までの医療費が助成される制度です。
養育医療は、一度退院してしまうと終了してしまう制度です。
一度退院して、また再入院した場合には使えませんのでご注意ください。
養育医療については、もしかしたら産後、退院指導で入院中に看護師から話があるかもしれません。(私はありました)
私は念のため、養育医療の申請書を妊娠中に用意しておきました。
私の住んでいるところは、産後は健康福祉センターに書類を提出するのですが、
養育医療の申請書をそこに取りにいくのと併せて、地域の保健師さんともつながっておきました。
↓妊娠中に地域の保健師さんとつながっておくメリットがありますので、
詳しくはこちらをご覧くださいね♪
上の子とたくさん思い出を作る
これは他にお子さんがいるハイリスク妊婦さんでとても辛いことなのですが、
管理入院が長ければ長いほど、上の子と離れる時間が長くなります。
当時上の子はまだ1歳でした。(管理入院中に2歳を迎え、誕生日を祝えず…)
子どもには、
これからしばらく離れるからね
と話していて、どこまで理解していたのかはわかりませんが、この時期甘えが強くなっていた気がします。
とても寂しかったのですが、旦那の助けを借りてたくさん悔いのないよう、できるだけ多くの時間を過ごしました。
私が管理入院中はコロナ禍だったので、面会もできず。
それでも毎日泣かずに過ごしていた子ども。
退院して1ヶ月ぶりに私の姿を見たときは、一瞬固まった後、勢いよく飛び込んできたので泣けました…。
歌っていた。管理入院当日まで
実は私、声楽をやっていまして。
一人目の時も陣痛が来た日まで歌い続けていたのですが、お嬢の時も管理入院する当日まで無理のない範囲で歌い続けていました。
赤ちゃんに聴かせるように。
♪妊娠中何かあったとしたら、赤ちゃんは私の「顔」を見ることなくいなくなってしまうから。 でも、私の「声」や「歌」だけは覚えておいてね
と祈るような気持ちで。
でも落ち込んでる時はやっぱり泣けてきちゃって、歌えないんですよね…。
なので比較的元気な時に歌っていました。
ずっと歌っていたからか、産後も歌ってあげるとお嬢はとてもニコニコ喜んでくれました。
落ち込んだとき
ハイリスク妊娠だと、どうしてもお腹の赤ちゃんのことが心配になって
妊娠中もそうですが、予後が心配になり、落ち込んでしまうことがありました。
考えすぎて眠れなくなってしまったことも。
そんなときにはどんな過ごし方をしてきたのか、3つお話します!
検索魔になる
これは私だけでなく、他の方や、
このブログを見ていた方は経験があるのではないでしょうか。
不安になってしまって、「#赤ちゃん」「#小さい」「#胎児発育不全」を何度も検索していました。
だいたい
「赤ちゃんは無事でした」「今も元気に育っています」
っていう明るい記事を探して、安心材料を求めてしまうんですよね。
(逆に悲しい記事を見つけちゃったり、行く末が気になって暗い記事を見たくなったりして、かえって落ち込むことも….)
よくハイリスク妊婦さんに向けて「検索魔はおすすめできない」という記事やコメントを見かけますが、
でもそうでもしないと眠れないほど、どうしようもなく不安で押しつぶされそうな時がありますよね。
私個人としては
時にはそういう時も必要だよね♪
と思っています!
私もTwitterやっていますので、ぜひのぞいてみてくださいね♪
↓詳しくはこちら!
友達に話す
これもありがちな話ではありますが、いろんな友達に話を聞いてもらいました。
グループLINEで顔を見て話したり、友人が会いに来てくれたりしました。
友人の子どもが、たまたまお嬢の出産する病院のNICUに入院していたので、当時の様子を聞いて産後のシミュレーションをしました。
衝撃だった話が、コロナ禍で一番大変だった時に出産した友人が、子どもに面会(NICU)する際に
「N95」のマスクを購入して装着しなければならなかった話。
病院のルールがコロナ禍でいきなり変わったり、独特だったりするんですよね…
思いっきり泣く日を作る
「もういっそのこと辛いなら、どん底まで落ちてしまって、これ以上は悲しめないので這い上がるしかない状況をつくろう」
と思い、「思いっきり泣く日」を作りました。
本当に暗い話で申し訳ないのですが、
・帝王切開で私自身になにかあったら….(→家族へ向けて、手紙を書いてみる)
・赤ちゃんにもし何かあったら…を想像する
・あえて暗い記事をネットで探して思いっきり泣く
などしてみて
明日からは切り替えよう!
と過ごしました!
思いっきり泣くことが続きそうなら、次の日に何か楽しい予定をあらかじめ設定しておくこと、気持ちの切り替えがしやすかったです。
まとめ
今回の投稿では
lala♪のハイリスク妊娠中の過ごし方
・比較的元気だったとき
・落ち込んでいたとき
についてお伝えしました!
記事を書いていて、当時の思いが込み上げてきて、途中で涙しながら書きました(笑)
不安な日々続くことが続くと思いますが、
例えば私のように治療法がなく、何をしても根本的な解決につながらないのであれば
できる範囲で思い切り好きなことをして、ママはできるだけ笑顔でいてあげることで
赤ちゃんは幸せな気持ちになれるのかなと思っています。
きっと、笑顔で幸せそうなママだと、赤ちゃんは嬉しいですよね。
ずっと泣いていて辛い、とママが泣いていたら赤ちゃんは
「ごめんね、私のせいかな?」
と悲しい気持ちになってしまうかもしれませんよね。
本当に想像でしかないのですが、できるだけママが笑顔でいられることが、赤ちゃんに良い影響を与えられると思って過ごしました!
でも、くれぐれも無理はなさらないでくださいね。